後悔。
- 水無月 潤

- 2025年1月16日
- 読了時間: 1分
なぜ、後悔という奴は、後になってからしか訪れないのだろう。
なぜ、今朝。
君を玄関まで見送らなかったのだろう。
君の『行ってきます』の声に、布団から顔も見ず、手だけで反応して。
せめて、「気をつけて行ってらっしゃい」って言えばよかった。
なぜ、君を抱きしめて送り出さなかったのだろう。
それに、「可愛いね」「大好きだよ」って、毎日思っていたのに、
君のことは日々、愛おしくて仕方なかったのに、
日常に溶けて、最近は言葉にしていなかった。
君がそばにいることに甘えて、伝える事すら、サボっていた。
なぜ。
どうして。
今、目の前の現実に目を合わせることができなかった。
信じたくなかった。
何もかもが、夢であれと。
崩れ落ち。
俺はただ、情けない嗚咽を響かせる事しかできなかった。
あの日、一生君を守ると誓ったのに……。
ごめん。
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