スーツの君と朝の日常。
- 水無月 潤

- 2025年1月16日
- 読了時間: 2分
目覚めは、鳥の声…ではなく君の携帯のアラーム。
眠たい目をこすって、起き上がる。
隣で、君はまだスヤスヤと寝息を立てて寝ている。
少し、腹が立ったが、口元がにやける。
君は携帯のアラームでは起きない。
毎朝、わかっているのに。
絶対にアラームをかけている。
毎朝、何。って思っている。
でも、この時間すら
なんだかんだ君を愛おしいと感じているのかもしれない。
少しだけ、君の寝顔を眺めていた。
部屋の時計は7時を回っている。
少し、名残惜しい気もするけど。
君の肩を揺する。
しばしばした目で顔を見てくる君。
かわいいな。
君は時計を見て、渋々起き上がる。
寝ぼけ混じりで着替える君のことをベットの上から観察。
脱いだ寝間着をこちらに投げて、注意している私を見て
子供みたいに笑う君。
君はワイシャツに袖を通して、ボタンをかける。
今日もまた、ネクタイをうまく結べなくてうだうだしている。
そんな君を、少し見守ってみる。
君は、困った顔で私を見てくる。
両手を広げて、おねだり。
やれやれ…。
ベットから降りて、君のネクタイを整えに行く。
ネクタイを完成させたらそのまま君が抱きついてくる。
早く着替えな!って
照れ隠しに君を注意して、着替えの続きをベットに腰掛けて観察する。
ズボンをはいて、ジャケットを羽織って。
先ほどまでの、寝ぼけた君が見違えるほどにいい男になった。
寝ぼけた君も、可愛くて大好きだけど。
スーツの君はかっこよくて。
これは、別腹に大好きだ。
コメント